お知らせ

写真:大般若転読会

令和4年11月11日(金)
役行者霊蹟札所会発足20周年記念柴燈護摩

14:00(境内)
修験道の開祖・役行者神変大菩薩が初めて修行を積んだとされる和歌山・大阪・奈良に連なる葛城の峰々が日本遺産に登録されました。また平成13年の役行者1300年遠忌の際に札所会を設立。同会の20周年を祝し、大護摩を修します。札所会 会長ゆえに私が大導師を務めさせていただきます。役行者のご霊験にあずかるまたとない機会です。どうぞお参りください。

法樂寺案内

写真:境内全景

法樂寺縁起

樂寺の山号は紫金山、院号を小松院と号す真言宗泉涌寺派の大本山です。昔から「たなべのお不動さん」の名で親しまれ、多くの方々の信仰に支えられ八百余年の法灯を守り続けています。平清盛の嫡子、小松内大臣平重盛公の草創と伝えられ、院号の小松院は重盛公が小松の大臣と呼ばれたことに因みます。

日ごろより仏法に深く帰依した重盛公は、宗国育王山へ妙典という船頭に黄金三千両をたくし、結縁を求めました。妙典は宗国へ渡り、育王山の方丈、仏照禅師に逢い、三千両を供えました。仏照禅師は重盛公の仏法によせる志の篤さを感じ、育王伝来の仏舎利二顆を贈ってその篤志に報いられました。お寺の古文書には「南宋第二主孝宗淳煕二年、本邦高倉安元元年乙未也(1175)」と記されています。重盛公はこの阿育王山伝来の仏舎利を奉り、平治の乱に滅びた源氏の棟梁源の義朝公の念持仏、如意輪観音像を安置、怨親平等に平家、源氏の菩提を篤く弔うことを願い、摂津邦田辺の地に寺を建立しました。以上が法樂寺の濫觴で、治承建立の伽藍は戦国末、元亀のころまで護持され「殿堂壮麗にして巍々たり」と伝えています。

寺記に「正親町帝元亀二年(1571)辛未、秋九月信長摂を撃つ」と記、寺は全勝、兵火が河内にまで及んだことを伝えています。正徳元年(1711)洪善普摂律師が三僧坊の一つ河内の野中寺より晋山、本格的な復興をはかりました。大和大宇陀、三万一千二百名を領した松山藩織田家の殿舎を譲り受けたことが古記録に見えます。今日の山門、本堂がそれです。大和松山藩主は織田信長の次子、信雄を租とする名族で、信長の兵火に焼けたお寺をその遠孫の殿舎で復興したのは奇しき因縁であり、織田氏もまた平資盛の子を租とする平家の末流であることを思うと因縁の不思議を感じます。古い建物の軒丸瓦には平家の揚羽蝶紋、織田家の木瓜紋が使用されていました。戦火を交えた二つの潮流を怨親平等に弔うその印しとしたのでしょう。

「日本の小釈迦」と称され尊敬を集める江戸時代後期の高僧、慈雲尊者は大阪堂島川に誕生し、十三歳の時、法樂寺で得度されました。「日本史小辞典」の「じうん」の項には「慈雲、江戸時代後期の僧。諱は飲光、百不知童子と自称した。俗姓は上月氏、浪華の人。河内法樂寺貞紀の弟子となり剃髪。はじめて真言正法律を唱えた。慈雲は見識卓越、一宗に拘泥せず、顕・密・禅を兼ね振動、儒教にも造詣が深かった。とあります。慈雲尊者誕生の地、大阪堂島川、高松藩蔵屋敷跡には慈雲尊者生誕碑が建っています(2022年現在周辺工事のため法樂寺に仮移設中)

法樂寺の大楠

境内には見上げるほどの大楠があります。大きく枝を広げ青々と茂る楠は延々と続く歴史であり、日々変化し命を続ける生命力の証でもあります。その樹齢八百余年。法樂寺の開山当初よりこの地にある楠は、重なる困難の中、仏法を護り復興に身を捧げた大勢の僧侶、時代に翻弄されながら仏教に救いと生きる指針を求めた多くの人々を絶えず見守って来た証人でしょう。昭和45年より大阪市保存樹林指定を受けています。

たなべ大根

近年地場の伝統野菜の復興に力を入れている市町村が目立ちます。法樂寺のある田辺地域は江戸時代「田辺大根」の生産地でした。法樂寺の周辺も土壌がよく、お寺の西門横に畑があったことに因んで「横門大根」として知られました。現在、地域の方々や学校で田辺大根が栽培されています。12月28日の終い不動ではお参りの方々に田辺大根を使った大根炊きのおふるまいがあります。

寺行事案内

写真:境内の紅葉したイチョウ

月並行事

弘法大師縁日(毎月21日) / 写経12時・勤行14時・法話15時
不動明王縁日(毎月28日) / 不動護摩10時・14時

年中行事

1月 1-3日 歳旦吉祥護摩供
1月 28日 たなべ不動尊大祭(大般若転読会・柴燈護摩供)
2月 1-7日 星供(節分)
3月 21日 春季彼岸会
4月 8日 花祭り(仏陀釈尊降誕会)
5月 28日 たなべ不動尊大祭(柴燈護摩供)
6月 21日 青葉祭り(弘法大師降誕会)
8月 15日 盂蘭盆会(精霊流し)
8月 18日 施餓鬼会
8月 23日 地蔵盆
9月 23日 秋季彼岸会
9月 28日 たなべ不動尊大祭(柴燈護摩供)
10月 21日 四国八十八ヶ所お砂踏み
11月 上旬 不動講総会
12月 21日 納め大師
12月 28日 納め不動
12月 31日 除夜の鐘

法樂寺便り

写真:法樂寺境内にある樹齢800年の楠木

法樂寺住職 小松光昭

ご挨拶

お盆が終わりお彼岸を迎えると、もう年の瀬がみえてきます。お寺では楠が風にそよぐ葉音が季節ごと違います。境内の草木、本堂の引き戸の重さから四季の移り変わりを感じます。今は生活と自然が切り離されていますが、季節の移ろいを生活の中に取り入れ楽しみ、自然とともに生きる知恵が日本の生活には根付いています。

仏教の世界でも、しかるべき時に執り行う数々の法要があります。春分、秋分のお彼岸もその一つです。仏さまに、またご先祖さまに季節を映した心づくしのお供えを捧げ、感謝の念 を表します。秋のお彼岸は「おはぎ」をお供えし、皆でいただきます。古くから小豆は邪気を祓い、豊穣を願う縁起物でもありました。お彼岸の後は暑い夏と寒い冬がやってくるので、仏さまに無事を祈り、身心の邪気を祓い、栄養を付けて季節の峠を乗り切ろうとした知恵でもあったのでしょう。仏教の普遍の教え、自然の変化、その両の柱をよりどころにした古の人々の切なる祈りを感じます。

雑記

修験道の開祖・役行者神変大菩薩が初めて修行を積んだとされる和歌山・大阪・奈良に連なる葛城の峰々が日本遺産に登録されました。そこで平成13年の役行者1300年遠忌の際に設立された札所会の20周年を祝し、令和4年11月11日(金)午後2時より、役行者霊跡札所会結成20周年記念柴燈大護摩供を法樂寺境内にて厳修いたします。札所会 会長ゆえに私が大導師を務めさせていただきます。役行者のご霊験にあずかるまたとない機会です。どうぞお参りください。

交通案内

所在地

〒546-0035 大阪市東住吉区山坂1-18-30
真言宗泉涌寺派大本山 法樂寺
TEL: 06-6621-2103 / FAX: 06-6623-2103 / MAIL: info@horakuji.com
開門時間 / 6:00-17:00

駐車場

自動車でお越しの方には、法樂寺左隣(東側)と裏(北側)に参詣者用駐車場(無料)があります。ただし、東側および北側駐車場への道は車が一台やっと通れるほどの道幅しか無いので、歩行者や対向車など通行には十分お気をつけください。

最寄駅

JR阪和線「南田辺」駅から徒歩4分
大阪メトロ谷町線「田辺」駅から徒歩10分

小坂奇石記念館 リーヴスギャラリー

写真:小坂奇石記念館ホール

小坂奇石記念館リーヴスギャラリーは、平成9年(1997)10月、法樂寺境内の一隅にギャラリーおよびホールを併設して開館した小さな美術館です。

当寺にほど近い山坂を拠点に活動した小坂奇石(1901-1991)の記念館としてその遺作400余点を所蔵し、毎年11中旬~12月初旬の1ヶ月間展示しています。小坂奇石は日本書壇に一時代を築いた現代日本書道界を代表する書家の一人で、「奇石体」「奇石流」と呼ばれる独自の書風を確立。書家としては初めて「日本芸術院恩賜賞」を1981年に受賞しています。

記念館では小坂奇石の遺作の他にもまた、法樂寺に伝えられた、あるいは近年収集した数々の仏教美術品を展示し、現代に活躍する仏教関係の藝術家作品の発表の場を呈することを目的に活動しています。

利用案内

開館時間:10:00-16:00
休館日:展覧会会期中は毎週月曜日。会期以外は休館。
(休館日・奉賛料は展覧会によって変更あり)
奉賛料:300円

《定期展覧会》

1月 奉納絵馬展
5月 大曼荼羅展
9月 あさば仏教美術展
11月 小坂奇石展

連絡先

〒546-0035
大阪市東住吉区山坂1-18-30 法楽寺境内
小坂奇石記念館リーヴスギャラリー
TEL:06-6626-2805
FAX:06-6623-2103
MAIL: info@horakuji.com