お知らせ
令和5年3月21日(火・春分の日)
彼岸会法要
午前10時30分・午後1時30分
午前と午後に分けて彼岸会法要をいたします。郵送・FAX、またはお電話や当日のお申し込みもお受けいたします。ご回向はお塔婆をお書きしますので、事前にお申し込みいただけますと幸いです。参座できなくても、午後に総回向をいたします。皆さまのお参りお待ちしております。
令和5年4月8日(土)
花祭り
終日
境内の椿の花で花御堂を荘厳します。お釈迦さまはお生まれになってすぐ七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさして「天上天下唯我独尊」と言われたといいます。皆平等に命を頂戴したそれは何よりも尊いことなのです。お釈迦さまに甘茶をおかけし、命の尊さを噛み締めたいです。
令和5年5月10日(水)
弘法大師御ご誕生1250年 記念大法会の旅
真言宗大阪市住職会主催・お申込は4月10日(月)まで
お大師さまの生誕の地・善通寺(香川県)では、4月23日~6月15日の間 生誕法要を行い大阪の真言宗のお寺さんと一緒に法樂寺も出仕いたします。お大師さまが改修された日本最大の灌漑用のため池・満濃池の観光や、普段は入ることのできない内陣での法会、特別拝観など、皆さまとともに楽しくお参りしたいと思います。
お申し込みはこちら【名鉄観光特設サイト】
令和5年5月28日(日)
たなべ不動尊 春の大祭
午前10時~ 内陣護摩・午後2時~ 柴燈大護摩供
清浄な道場に不動明王の降臨を仰ぎ、柴燈の大護摩を厳修いたします。大火焔は人々の煩悩を焼き尽くし、災いを除き、国土安穏、人々の招福を現す大祭です。事前にお電話・FAX・郵送でお申込みいただけましたら護摩木をお書きし祈願いたします。どうぞお不動さまのご加護をお受けください。
令和5年5月28日(日)
第2回 居合術奉納演武
12時30分~
無双直伝英信流 師範・服部宗仁氏と弟子の皆さま方に演武を奉納していただきます。お不動さまが持つ宝剣のように煩悩を断ち切る剣となってほしいです。迫力のある技をご覧ください。
令和5年5月25日(木)~28日(日)
大曼荼羅会
午前10時~午後4時
絵仏師・山本兆揚画伯が20年の歳月を捧げ描いた日本最大級の両界曼陀羅をお祀りします。紺紙に浮かび上がる金泥・白金泥で緻密に描かれた1870体の仏さまをぜひ間近でご覧いただき、お参りください。28日(日)午後1時より 両界大曼荼羅の前で法要をいとなみます。
令和5年6月21日(水)
青葉まつり【1250回誕生お祝い】
午後2時
お大師さまのご縁日の21日に、大師堂に稚児姿のお大師さまをお掛けし、ご生誕をお祝いいたします。お供え千円。経本はご用意いたします。お数珠を持ってお参りください。
法樂寺案内
法樂寺縁起
法樂寺の山号は紫金山、院号を小松院と号す、真言宗泉涌寺派大本山です。御本尊に大聖不動明王をお祀りし、近代以来、大正期頃から「たなべのお不動さん」の名で親しまれています。寺の開基は平清盛の嫡子、小松内大臣平重盛と伝えられ、院号の小松院は重盛が「小松の大臣」と呼ばれたことに因みます。
当時の伝説によれば、日ごろ仏法に深く帰依していた重盛は、宗国育王山へ妙典という船頭に黄金三千両を託して結縁を求めました。妙典は宗国へ渡り、育王山の方丈、仏照禅師に逢い、三千両を供えました。仏照禅師は重盛公の仏法によせる志の篤さを感、育王伝来の仏舎利二顆を贈ってその篤志に報いられたと言います。それは「南宋第二主孝宗淳煕二年、本邦高倉安元元年乙未也(1175)」のことでじあったと伝承されています。重盛はこの阿育王山伝来の仏舎利を奉り、平治の乱に滅びた源氏の棟梁源の義朝公の念持仏、如意輪観音像を安置。怨親平等に平家、源氏の菩提を篤く弔うことを願い、治承2年(1178)摂津田辺の地に寺を建立したといいます。以上が法樂寺の濫觴とされ、治承建立の伽藍は戦国末、元亀のころまで護持され「殿堂壮麗にして巍々たり」と当寺では伝説されています。
しかしながら、寺記に「正親町帝元亀二年(1571)辛未、秋九月信長摂を撃つ」とあり、その戦火に巻き込まれて寺は灰燼に帰しています。しかし、正徳元年(1711)洪善普摂が三僧坊の一つ河内の野中寺より晋山、その復興が図られるに際し、大和大宇陀三万一千二百石を領した松山藩織田家の殿舎を譲り受けています。今日の山門、本堂がそれです。
霊場札所としての法樂寺
現在、法樂寺は以下に挙げた五つの霊場札所として登録されており、日々種々様々な参拝者をお迎えしています。
法樂寺の大楠
境内には見上げるほどの大楠があります。大きく枝を広げ青々と茂る楠は延々と続く歴史であり、日々変化し命を続ける生命力の証でもあります。その樹齢八百余年。法樂寺の開山当初よりこの地にある楠は、重なる困難の中、仏法を護り復興に身を捧げた大勢の僧侶、時代に翻弄されながら仏教に救いと生きる指針を求めた多くの人々を絶えず見守って来た証人でしょう。昭和45年より大阪市保存樹林指定を受けています。
慈雲尊者
近世には江戸後期の慈雲(1718-1805)が13歳の時、法樂寺で出家得度しています。『日本史小辞典』の「じうん」の項には「慈雲、江戸時代後期の僧。諱は飲光、百不知童子と自称した。俗姓は上月氏、浪華の人。河内法樂寺貞紀の弟子となり剃髪。はじめて真言正法律を唱えた。慈雲は見識卓越、一宗に拘泥せず、顕・密・禅を兼ね神道、儒教にも造詣が深かった」とあります。
たなべ大根
近年地場の伝統野菜の復興に力を入れている市町村が目立ちます。法樂寺のある田辺地域は江戸時代「田辺大根」の生産地でした。法樂寺の周辺も土壌がよく、お寺の西門横に畑があったことに因んで「横門大根」として知られました。現在、地域の方々や学校で田辺大根が栽培されています。12月28日の納め不動ではお参りの方々に田辺大根を使った大根炊きのおふるまいがあります。
寺行事案内
月並行事
弘法大師縁日(毎月21日) / 写経12時・勤行14時・法話15時
不動明王縁日(毎月28日) / 不動護摩10時・14時
年中行事
1月 |
1-3日 |
歳旦吉祥護摩供 |
1月 |
28日 |
たなべ不動尊大祭(大般若転読会・柴燈護摩供) |
2月 |
1-7日 |
星供(節分) |
3月 |
21日 |
春季彼岸会 |
4月 |
8日 |
花祭り(仏陀釈尊降誕会) |
5月 |
28日 |
たなべ不動尊大祭(柴燈護摩供) |
6月 |
21日 |
青葉祭り(弘法大師降誕会) |
8月 |
15日 |
盂蘭盆会(精霊流し) |
8月 |
18日 |
施餓鬼会 |
8月 |
23日 |
地蔵盆 |
9月 |
23日 |
秋季彼岸会 |
9月 |
28日 |
たなべ不動尊大祭(柴燈護摩供) |
10月 |
21日 |
四国八十八ヶ所お砂踏み |
12月 |
21日 |
納め大師 |
12月 |
28日 |
納め不動 |
12月 |
31日 |
除夜の鐘 |
法樂寺便り
法樂寺住職 小松光昭
2023年1月
ご挨拶
野山は若草色に染まり、命の躍動する季節となりました。お寺では早咲きの桜が次々に咲き始め鳥たちが楽しそうにしています。
コロナ禍の為、3年越しの開催となった真言宗大阪市住職会 常楽会も無事にお勤めが出来ました。
常楽会とはお釈迦さまが入滅された2月15日にその徳を偲び感謝を捧げる法要で、本堂に涅槃図をお掛けし私も30名のご住職さまと4時間のお勤めを導師として厳修いたしました。20年間住職会の役職に付き多くのご住職と学ばせて頂いています。長年ご一緒させて頂いた方々と一つの法要を勤める事は本当に感慨深いものです。
サッカーチームの京都サンガFCの名前にあるサンガはサンスクリット語で〈仲間〉という意味ですが、仏教では出家し仏法を広める集まり、僧伽〈そうぎゃ)を指します。住職会ではたくさんの行事を一緒に行います。特に初めての行事では色々模索し皆で支え導きあいながら当たります。サンガ〈仲間〉の一員であり良きサンガ〈組織〉を作る学びと働きを与えていただいていることに感謝しています。
春暖快適の候、どうぞお健やかにお過ごしください。
雑記
観音堂に、田中文子さん作「蓮」のステンドグラスが納められました。法樂寺とゆかりのあるの画僧・和田呉山画「観自在菩薩(法樂寺蔵)」を拝見された際にご縁を感じ、約1年かけて制作。花や葉の繊維を表すためガラスの方向に気をつけ、背景の水のゆらぎが出る様に色の混じり合ったガラスやつぶつぶとした表情のガラスを使用されているそうです。お参りの際にはぜひご覧ください。
交通案内
所在地
〒546-0035 大阪市東住吉区山坂1-18-30
真言宗泉涌寺派大本山 法樂寺
TEL: 06-6621-2103 / FAX: 06-6623-2103 / MAIL: info@horakuji.com
開門時間 / 6:00-17:00
駐車場
自動車でお越しの方には、法樂寺左隣(東側)と裏(北側)に参詣者用駐車場(無料)があります。ただし、東側および北側駐車場への道は車が1台やっと通れるほどの道幅しか無いので、歩行者や対向車など通行には十分お気をつけください。
最寄駅
JR阪和線「南田辺」駅から徒歩4分
大阪メトロ谷町線「田辺」駅から徒歩10分
小坂奇石記念館 リーヴスギャラリー
リーヴスギャラリー小坂奇石記念館は、平成9年(1997)10月、法樂寺境内の一隅にギャラリーおよびホールを併設して開館した小さな美術館です。
当寺にほど近い山坂を拠点に活動した小坂奇石(1901-1991)の記念館としてその遺作400余点を所蔵し、毎年11中旬~12月初旬の1ヶ月間展示しています。小坂奇石は日本書壇に一時代を築いた現代日本書道界を代表する書家の一人で、「奇石体」「奇石流」と呼ばれる独自の書風を確立。書家としては初めて「日本芸術院恩賜賞」を1981年に受賞しています。
記念館では小坂奇石の遺作の他にもまた、法樂寺に伝えられた、あるいは近年収集した数々の仏教美術品を展示し、現代に活躍する仏教関係の藝術家作品の発表の場を呈することを目的に活動しています。
利用案内
開館時間:10:00-16:00
休館日:展覧会会期中は毎週月曜日。会期以外は休館。
(休館日・奉賛料は展覧会によって変更あり)
奉賛料:300円
《定期展覧会》
1月 |
奉納絵馬展 |
5月 |
大曼荼羅展 |
9月 |
あさば仏教美術展 |
11月 |
小坂奇石展 |
連絡先
〒546-0035
大阪市東住吉区山坂1-18-30 法楽寺境内
リーヴスギャラリー小坂奇石記念館
TEL:06-6626-2805
FAX:06-6623-2103
MAIL: info@horakuji.com