真言宗泉涌寺派大本山 法楽寺

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‡ Saṃyutta Nikāya, Ānāpānasaṃyutta

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1.パーリ語原文

Icchānaṅgalasutta (2-1)

Ekaṃ samayaṃ bhagavā icchānaṅgale viharati icchānaṅgalavanasaṇḍe. Tatra kho bhagavā bhikkhū āmantesi – "icchāmahaṃ, bhikkhave, temāsaṃ paṭisallīyituṃ. Nāmhi kenaci upasaṅkamitabbo, aññatra ekena piṇḍapātanīhārakenā"ti. "Evaṃ, bhante"ti kho te bhikkhū bhagavato paṭissutvā nāssudha koci bhagavantaṃ upasaṅkamati, aññatra ekena piṇḍapātanīhārakena.

Atha kho bhagavā tassa temāsassa accayena paṭisallānā vuṭṭhito bhikkhū āmantesi – "sace kho, bhikkhave, aññatitthiyā paribbājakā evaṃ puccheyyuṃ – 'katamenāvuso, vihārena samaṇo gotamo vassāvāsaṃ bahulaṃ vihāsī'ti, evaṃ puṭṭhā tumhe, bhikkhave, tesaṃ aññatitthiyānaṃ paribbājakānaṃ evaṃ byākareyyātha – 'ānāpānassatisamādhinā kho, āvuso, bhagavā vassāvāsaṃ bahulaṃ vihāsī'ti. Idhāhaṃ, bhikkhave, sato assasāmi, sato passasāmi. Dīghaṃ assasanto 'dīghaṃ assasāmī'ti pajānāmi, dīghaṃ passasanto 'dīghaṃ passasāmī'ti pajānāmi; rassaṃ assasanto 'rassaṃ assasāmī'ti pajānāmi, rassaṃ passasanto 'rassaṃ passasāmī'ti pajānāmi; 'sabbakāyappaṭisaṃvedī assasissāmī'ti pajānāmi…pe… 'paṭinissaggānupassī assasissāmī'ti pajānāmi, 'paṭinissaggānupassī passasissāmī'ti pajānāmi".

"Yañhi taṃ, bhikkhave, sammā vadamāno vadeyya – 'ariyavihāro' itipi, 'brahmavihāro' itipi, 'tathāgatavihāro' itipi. Ānāpānassatisamādhiṃ sammā vadamāno vadeyya – 'ariyavihāro' itipi, 'brahmavihāro' itipi, 'tathāgatavihāro' itipi. Ye te, bhikkhave, bhikkhū sekhā appattamānasā anuttaraṃ yogakkhemaṃ patthayamānā viharanti tesaṃ ānāpānassatisamādhi bhāvito bahulīkato āsavānaṃ khayāya saṃvattati. Ye ca kho te, bhikkhave, bhikkhū arahanto khīṇāsavā vusitavanto katakaraṇīyā ohitabhārā anuppattasadatthā parikkhīṇabhavasaṃyojanā sammadaññā vimuttā tesaṃ ānāpānassatisamādhi bhāvito bahulīkato diṭṭhadhammasukhavihārāya ceva saṃvattati satisampajaññāya ca.

"Yañhi taṃ, bhikkhave, sammā vadamāno vadeyya – 'ariyavihāro' itipi, 'brahmavihāro' itipi, 'tathāgatavihāro' itipi. Ānāpānassatisamādhiṃ sammā vadamāno vadeyya – 'ariyavihāro' itipi, 'brahmavihāro' itipi, 'tathāgatavihāro' itipī"ti. Paṭhamaṃ.

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2.日本語訳

一奢能伽羅経 (2-1)

ある時、世尊はイッチャーナンガラのイッチャーナンガラ林に留まっておられた。そこで、世尊は、比丘たちに告げられた。――「比丘たちよ、私は三ヶ月独坐したい。托鉢の食を送る者を除いて、誰も私に近づく者が無いように」と。「そのとおりに、大徳よ」と、彼ら比丘たちは世尊に答え、誰一人として世尊に近づかなかった、托鉢の食を送る者を除いては。

その時、その三ヶ月が過ぎて、世尊は独坐より起たれ、比丘たちに語りかけられた。――「比丘たちよ、もし他の教義を信奉する修行者[外道]らが、このように尋ねてきたならば――『友よ、沙門ゴータマは雨安居所において、どのような住処に常々住したのであろうか?』と、このように汝らが尋ねられたならば、比丘たちよ、その他の教義を信奉する修行者らに解答すべきである。――『友よ、実に世尊は、雨安居所において、常々アーナーパーナサティ三昧に住されたのである』と。比丘たちよ、ここに私は、念じて入息し、念じて出息する。長く入息しては『私は長く入息している』と、私は知る。長く出息しては『私は長く出息している』と、私は知る。短く入息しては『私は短く入息している』と、私は知る。短く出息しては『私は短く出息している』と、私は知る。『私は一切身を覚知して、入息しよう』と、私は知る。…乃至…『私は捨離を随観して、入息しよう』と、私は知る。『私は捨離を随観して、出息しよう』と、私は知る。」

「なんとなれば、比丘たちよ、誰でも正しく語る者は言うであろう。――『それは聖なる住処[聖住]である』と。『それは崇高なる住処[梵住]である』と。『それは如来の住処[如来住]である』と。アーナーパーナサティ三昧を正しく語る者は言うであろう。――『それは聖なる住処である』と。『それは崇高なる住処である』と。『それは如来の住処である』と。比丘たちよ、学ぶべきこと有る者[有学]であり、心が未だ達しておらず、比類なき軛からの安穏を求めて住する彼ら比丘らは、アーナーパーナサティ三昧が、彼らに修習され習熟されたなたらば、諸々の煩悩の滅尽へと導く。実に、比丘たちよ、阿羅漢であり、煩悩が尽き、(修行が)完成し、為されるべきことが為され、重荷を下ろし、自己の利をすでに得、存在の結縛を滅ぼし尽くし、完全に理解し、解脱した、彼ら比丘らは、アーナーパーナサティ三昧が、彼らに修習され習熟されたならば、この世における安楽なる住処[現法楽住]と、そして念と正知へと導く。」

「なんとなれば、比丘たちよ、誰でも正しく語る者は言うであろう。――『それは聖なる住処である』と。『それは崇高なる住処である』と。『それは如来の住処である』と。アーナーパーナサティ三昧を正しく語る者は言うであろう。――『それは聖なる住処である』と。『それは崇高なる住処である』と。『それは如来の住処である』と。」 (安般相応 第二品第一)

日本語訳:沙門覺應 (慧照)
(Translated by Bhikkhu Ñāṇajoti)

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3.脚注

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