現在の位置
本文13ページ中4ページ目を表示
解題・凡例 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13
原文 |
訓読文 |
現代語訳
宋天竺三藏 求那跋陀羅 譯
如是我聞。一時佛住舍衞國祇樹給孤獨園。爾時世尊告諸比丘。當修安那般那念。安那般那念。修習多修習者。斷諸覺想。云何安那般那念。修習多修習。斷諸覺想。若比丘依止聚落城邑住。如上廣説。乃至於出息滅善學。是名安那般那念。修習多修習。斷諸覺想。佛説此經已。諸比丘聞佛所説。歡喜奉行
如斷覺想。如是不動搖得大果大福利。如是得甘露究竟甘露。得二果四果七果。一一經。亦如上説
このページのTOPへ / 原文へ / 訓読文へ / 現代語訳へ / 語注へ
宋天竺三蔵 求那跋陀羅 訳
是の如く我れ聞けり。一時、佛、舍衛國祇樹給孤獨園に住しき。爾の時、世尊、諸の比丘に告げたまはく。當に安那般那念を修習すべし。 安那般那念を修習するに多く修習せば、諸の覚想を断ず。云何が安那般那念を修習するに多く修習せば諸の覚想を断ずるや。若し比丘、聚楽・城邑に依止して住し、上に廣說せるが如く、乃至出息の滅に於て善く学す。是れを安那般那念を修習するに多く修習せば、諸の覚想を断ずと名づく。佛、此の経を説き已りたまひしに、諸の比丘、佛の所説を聞きて、歓喜奉行しき。
覚想を断ずるが如く、是の如く動揺せざれば大果大福利を得*1 。是の如く甘露*2 を得、甘露を究竟し、二果*3 ・四果*4 ・七果*5 を得。一一の経も亦た上の如く説けり*6 。
訓読文:沙門覺應
このページのTOPへ / 原文へ / 訓読文へ / 現代語訳へ / 語注へ
宋天竺三蔵 求那跋陀羅 訳
このように私は聞いた。ある時、仏陀は舎衛国は祇園精舎に留まっておられた。その時、世尊は告げられた。「比丘たちよ、まさに安那般那念を修習するべきである。安那般那念を修習して習熟すれば、諸々の覚想を断じるであろう。どのように安那般那念を修習して習熟すれば、諸々の覚想を断ずると云うのであろうか。もし比丘が、村や町に住み、…(先に広く説いたところに同じであり中略)…出息の滅において善く行じる。これを安那般那念を修習して習熟すれば、諸々の覚想を断じると云う」と。仏陀がこの経を説き終わられたとき、諸々の比丘は、仏陀の所説を聞いて歓喜した。
覚想を断じ、このように動揺することがなければ大きな果報と大きな利益を得る。そして甘露を得、甘露を究竟し、二果・四果・七果を得る。一一の経もまた、上のように説かれる。
現代語訳:沙門覺應
このページのTOPへ / 原文へ / 訓読文へ / 現代語訳へ / 語注へ
* 『雑阿含経』第804経…SN. M/A,“Paṭhamaphalasutta”に対応する。内容的には全体として同じ。
脚注:沙門覺應(慧照)
(Annotated by Bhikkhu Ñāṇajoti)
このページのTOPへ / 原文へ / 訓読文へ / 現代語訳へ / 語注へ
本文13ページ中4ページ目を表示
解題・凡例 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13
原文 |
訓読文 |
現代語訳
メインの本文はここまでです。
現在の位置
このページは以上です。